運動をすると、肝臓に蓄えられているグリコーゲンがエネルギーとして使われ、一時的に血糖値が高くなります。血糖値は食事をしても高くなるため、体は食事をしたと勘違いして食欲が低下します。
また、運動をすると食欲を増進させるグレリンというホルモンの分泌が低下し、実際はお腹が空いていても、空腹と感じにくくなります。グレリンは、運動強度が高いほど下がって、食欲減退の度合いは高まり、この効果は、運動後1時間ぐらい持続します。
お腹が空いたら軽い運動をすると、食欲が抑制される上に余分なエネルギーを燃焼することができるため、ダイエットに効果的です。
【『栄養学の基本』(マイナビ出版)より引用】