食事性炎症指数、初めて聞く方も多いかもしれません。

食品が体内の炎症にどの程度影響を与えるのかを示す「DII(ディーアイアイ/Dietary Inflammatory Index:食事性炎症指数)」

ということで、どのようにカラダに影響すると言われているのか、お伝えします。

炎症とは、細菌やウイルスに対して、または怪我をした時に体を守ろうとする、生体の防御反応です。ただ、最近は、動脈硬化、糖尿病、脂肪肝、がん、認知症など、これまで長年の食事、運動、喫煙などの生活習慣の蓄積によって発症すると考えられてきた慢性疾患にも、炎症が深く関わっていることが分かってきています。例えば、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす動脈硬化も、単にコレステロールが血管の壁に貯まるだけでなく、そこに多くの炎症細胞が集まってサイトカインを分泌し、病態を悪化させているということが明らかになっています。生活習慣病に関わる炎症は、急性炎症のように細菌やウイルスなどに対する激しい反応ではなく、異物がない状況でもじわじわと持続する「慢性炎症」と呼ばれます。

【炎症を起こしやすいとされる食品】・・炭水化物、脂質、タンパク質(ごはん、パン、スナック菓子、揚げ物、マーガリンなど)

【炎症を防ぐとされる食品】・・野菜、果物、n‐3系脂肪酸を多く含む食品(大豆、青魚、アマニ油、えごま油など)

細かく挙げると、他の食品や栄養素も出てくるので、興味のある方は検索してみて下さい。もちろん、三大栄養素である、炭水化物、脂質、タンパク質も重要な栄養素。要はバランスよく偏った食事にならないように気を付ける、ということですね。

( あなたのかかりつけ健康サイト 『サワイ健康推進課』参照 )

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