焦っている時は、心臓の動きが速くなっています。心臓の動きが速い時は、呼吸が浅くなっています。これが、不安な状態や過緊張の状態です。
リラックスしている時は、呼吸がゆっくりで、心臓の動きもゆっくりで、さらに頭の動きもゆっくりしています。ですから、呼吸を意識的にゆっくりしてあげれば、心臓の動きもゆっくりになるし、頭の動きもゆっくりになり、思考がクリアになっていく訳です。
すごく簡単な理屈なのですが、知っていて使えるのと知らないのでは、日常の生活に大きな違いが出てきます。息をしっかり吐いてリラックスできる方法を知っていれば、悩みにどっぷりハマって身動きがとれなくなることはなくなるはずです。
毎日、仕事や学校で多かれ少なかれ、誰でもストレスは抱えています。それでも、息を吐く習慣を身につけている人は、ストレスが溜まりにくい体に変わっていきます。頭もリラックスして思考がクリアな時間が増えていくので、生活にも変化が出てくるでしょう。
呼吸ケアは、これまでにない「息を吐ける体験」ができます。正しい呼吸を身につけることで、不安に負けない心と体を手に入れてもらえたらと思います。