健康のためにエスカレーターを使わず、階段を歩くようにしてます、という人がたまにいます。

でも実際に実行しようとしたら、時間がかかるし、余計なところで疲れたくないし、という人がほとんどだと思います。そこまでするメリットがあるのか？　と思う人もいるかもしれませんが、結構メリットがあります。

まず、階段を歩くことは平地を歩くより、足（特に、もも裏）と臀部に負荷がかかります。階段を歩くだけで、普段の歩きでは鍛えられない筋肉に刺激がいれられる訳です。もちろん階段の上りの方が疲れるので、鍛えている実感がありますが、下りでも十分なトレーニング効果があります。階段の下りでは、着地する時に足にかかる体重を受け止める必要があるので、支えるために十分な筋力が必要とされます。

さらに付け加えると、平地の歩行では多くの人は、どちらか一方の足に力が入りやすい歩き方になりますが、階段では必然的に片方ずつの足で体重を支えることになるので、左右の足を均等に鍛えることができます。

普段、十分な筋トレができている人には階段歩きをすすめる必要はありませんが、日常生活を続けているだけでは、年齢とともに確実に筋力は低下していきます。

いつまでも、自分の足で歩けるためには、日々の地道な努力も必要です。試しに、時間のある時に普段使っていない階段を歩いてみると、今の自分の筋力や心肺機能を確認する目安になると思います。

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